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日々の暮らしで見つけた「誰かの役に立つかも」をつづります。

子宮頸がん検診(9):円錐切除の日帰り手術・後編

★これは婦人科が大嫌いで、最後に乳がん・子宮がん検診に行ったのが何年前かも定かではないアラフォー女が、「あ、なんかやばい」と虫の知らせを感じて検診に行き(2017年夏)、結果的に子宮頸部の円錐切除手術を受けた(2017年冬)体験談です。

 

前編の様子はこちら

 

ベッドの上で飲まず食わずで待つ事3時間。

午後4時過ぎになって、ようやく看護師さんがやってきました。

血圧などを測定し、一度通常の診察室に入ったと思います。

そこで、先生が手術範囲の最終確認をします。

本当に確認という感じで、内診はすぐに終わりました。

 

5時頃。いよいよ手術室に入りました。

もちろん手術室に入るのは初めて。ドキドキでした。

手術台は、診察台とさほど変わらないものだったように記憶しています。

指の先や体に心拍数計が取り付けられます。

ピッ、ピッ、ピッ・・・と自分の心拍のペースを聞きながら、

「テレビで見るやつだ〜」と感心して(?)しまいまいた。

そして、腕に点滴が装着されました。

 

 

部屋は明るく、クラシック音楽が流れています。

クラシックの調べと、私の脈のタイミングが奇妙な組み合わせだな、

そんなことをぼんやり思いながら先生を待ちました。

 

先生がやってくると、「完璧な手術をしますからね」という心強い言葉をくださりました。

患者としてできることは、先生を信頼し、緊張しすぎずいることだと思いました。

腕から麻酔を入れられ、ふわっと意識がなくなりました。

 

5分経ったのか10分経ったのか、定かではありませんが、

意識がおぼろげに戻り、「ああ、まだ音楽が流れてる」「変な匂い」

「麻酔もう切れたのかなぁ」など、断片的な思考が頭をぐるぐる。

 

なぜか、ここで急に「これが人生において最初で最後の手術かもしれないから、

なるべく多くの記憶を残しておこう」という使命感が出てきました。

おそらくまだ麻酔が効いていて、ちょっと思考回路がおかしくなっていたのでしょう。

先生に対して質問したいことが山のように浮かびます。

話しかけようと思った寸前に、待てよ・・この人、今私の体切ってる!」

気づくことができました。(笑)

幸いなことに「麻酔から意識が戻った瞬間から手術中にやたらと執刀医に質問してくる」

という、危ない患者にならずに済みました。

 

しかし・・・

「この点滴の成分は何ですか?」「いつもこの曲をかけてるんですか?」など、

先生の代わりに隣で手術の補佐をしている看護師さんを質問攻めにしてしまいました・・。

看護師さんは私の問いかけには逐一答えてくださったのですが、

困惑していたというか、ハッキリ言って迷惑そうでした・・・。

手術中になぜあんなにしゃべりだしたのか、今となっては全く理解できません。

ちなみに、先生は私が看護師さんに話しかけている途中で

「麻酔足りなかったかな?」と仰っていました。(笑)

 

手術の最後の方は、麻酔が弱まってきたのか、体内に器具がある感覚が徐々に強くなり、

痛みも出てきました。

ただ、泣くほどの痛みではなかったと思うのですが、やはり麻酔の影響なのでしょうか。

気づくとボロボロと涙が溢れていました。

さっきまでしゃべり続けていたと思ったら突然泣き出したので、

看護婦さんもびっくりで「急にどうしたの?もうすぐ終わるから大丈夫よ!」と

優しく声をかけてくださったのを覚えています。

 

切除、縫合などで30分ほどだったと思います。

「完全な手術をしました。全部取りましたからね」

手術を終えた先生の、いつも通りの自信に満ち溢れた言葉。

素直に嬉しかったです。

 

術後は、待機をしていたベッドで体を休めます。

1時間ほど横になり、手術中からしていた点滴(水分補給?)が終わるのを待ちました。

朝から飲まず食わずでしたが、やっと水を少し飲めました。

点滴が終わること、チョコレートをひとかけ。

甘さが全身に染み渡り、「頑張ったね」と言われているようでした。

(チョコレートに・・・・笑)

痛みはさほどなく、歩くのに支障がないのを確認して、

手術後2時間も経たずに帰ることにしました。

着替えをして待合室で、会計順を待ちます。

費用は現金のみ一括払い。

(事前にもらった説明書には術前に支払いと言われていましたが、術後でした)

おそらく、これまでの人生で現金一括払い最高額なのでは・・・。

そんなことを考えるくらい、余裕がありました。

 

体が辛ければタクシーで帰ろうと思っていたのですが、

思ったよりも体は元気(軽い生理痛くらい)なので電車で帰ることにしました。

 

とにかくお腹が空いていたので、うどん屋さんに寄り道しました。(笑)

夕方で帰宅ラッシュで混んでいたので、電車を選択したことを途中で後悔しました・・・。

 

なんとか家にたどり着き、心配をしてくれていた家族や友人に

無事の手術終了を報告。

自分は寝ていただけの1日でしたが、精神的な消耗をしたのか、

ドロッドロに疲れてベッドに倒れこんで、さっさと寝てしまいました。

 

 

手術からしばらくは薬(抗生物質、鎮痛剤)を飲み、数日おきに止血、

経過観察で通院をします。

切除した部分の病理結果が出るのは、術後約2週間後。

これまでの診断が高度異形成でも、実際に切除してガンが見つかったというケースもあるし、

切断した断片からウイルスの陽性反応が出れば、それは罹患部分が

完全に切除されていないという証拠です。

手術終了=完治ではないので、安心はしきれません。

 無事に手術が終わった安堵と、その先の診断の不安。

気を揉んで結果が変わるものではありませんが、やはり祈るような気持ちです。

 

 心拍数の上がるような行動は、大量出血を引き起こす可能性があり、

特に術後2週間くらいが最も危ないとのこと。

ちなみに、大量出血というのは、電車の車両中の床が血の海になるほどらしいです・・。

そんな話を聞いたら、もちろん絶対安静守りますよね。

1ヶ月はスポーツ、湯船、飲酒は禁止。

忘年会はすべて欠席で、おとなしく年の瀬を過ごしました。

 

次回は病理結果のお話を。

 

 

※このブログは、個人の経験をシェアするものです。
 子宮頸がんについての基礎知識、メカニズムなどは専門のサイト等で情報を得てください。
 追って私が参考にしたサイトなどもまとめる予定です。